2011年3月22日火曜日

震災の被害額

東日本大震災の被害額は1220億ドル(約9.9兆円)~2350億ドル(約19兆円)に上り、復興には約5年かかるとの予測を、世界銀行が21日発表した。

世銀の報告書は、過去の例に基づく予測として日本の実質国内総生産(GDP)成長率は今年半ばまで低下し、その後は復興事業の本格化に伴って回復に転じるとの見通しを示した。被害額は1995年の阪神大震災を上回り、GDPの2.5~4%に上るとみられる。

東アジア全体でも自動車や電子部品をはじめとする貿易や金融業界が短期的な打撃を受けることが予想される。ただ、阪神大震災後は1年以内に輸入が完全に回復し、輸出も震災前の85%のレベルまで戻ったことなどから、影響の範囲は一時的なものにとどまる見通しだという。

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